いわゆるヤクザ漫画の『白竜』。
白川竜也という男気のあるヤクザが主人公で別名が「白竜」。黒須組の若頭でポジション的にはナンバー2なんだけど、組長があまりしっかりしていないため、実質的にナンバー1というのが設定。またヤクザにもかかわらず、芸術や文化、政治、経済など、いろいろな分野に精通していてまさにスーパーマン。本当にこんなやついるのかというくらいカッコイイ。
内容的にはよくある他の組との抗争など、ベタなところもあるけど、社会情勢に絡ませたテーマだったり、ホロっとくるような話もあり、なかなか面白い。考えて読むマンガじゃないので、サクサク読めてしまうね。
ヤクザマンガでいうと、タッシーは「代紋<エンブレム>TAKE2」が一番好きなんだけど、この白竜もなかなかいいと思う。
ちなみにいまは「白竜-LEGEND-」として、続編も出ている。設定等は大きな変わりがないけど、原発問題、オリンパス粉飾決算問題など、より社会情勢を反映した内容になっている。ヤクザマンガというより、「極悪がんぼ
」のような事件屋みたいな感じかな。
ちなみに原作者の天王寺大はあの「ミナミの帝王」の原作者でもあります。