今日紹介するのは、鉄道マンガの「カレチ」。たった5巻で完結した漫画だけど、連載当時、リアルタイムで読んでいた漫画だ。今回久しぶりに読みたくてなって、電子書籍でまとめ買い。
早速、話の内容について紹介していきたい。ただ、最初に言っておくと、タッシーは鉄道オタクではない。なので、その辺の知識や雑学系に関してはほとんど紹介できません…。単純にストーリー部分の話になる。
この漫画は、人情物の漫画。一話読み切りスタイルで毎回テーマが有って、回ごとに話が変わる。ただ、萩野という国鉄乗務員が一応主人公として出ていて、全編通して、その荻野が成長していく様がわかる内容なの。
舞台は昭和40年代から60年ごろまでの国鉄。JR民営化などの実際の出来事とリンクして書かれていたりして、鉄道オタクでないタッシーにも懐かしく感じる作品。
荻野はとても人情家で、乗客を第一に考える人物。他のキャラクターは様々だけど、仕事に徹するプロフェッショナルな職人タイプの人がいたり、出世ばかり考えている人がいたり、いい人だけど合理的でちょっと温かみが薄い人がいたり。
それぞのキャラクターがうまくかみ合って、ほんとにいい作品だと思う。正直、「なんでこんな面白いのに、これが5巻で終りなの?」という感じ。いまの若い子にはウケが悪いのかねー。残念。