石田スイの東京喰種トーキョーグール。まわりの評判もよく、面白いという情報もよく見かけたので、まったく読んだことなかったけど、まとめ買い。
最初の印象は、「デッドマン・ワンダーランド」っぽい感じ。ただ、読んでいくとデッドマン・ワンダーランドというよりも「寄生獣」。作者がかなり影響を受けているんじゃないかと思うくらい似ている部分が多い。もちろん似ていてもいいんだけど、聞いていたほど、面白いとは感じられなかった。
つまんなくはないけど、寄生獣を先に読んでいるせいか、インパクトもないし、面白みが弱くかんじる。脚本部分も寄生獣の方がしっかりしているので、ちょっといまいち。絵もいまいちだし。あと、グールを検査できる方法があるのに、なぜそれを一斉に行わないのかも疑問。人権配慮とか言っても、バタバタ殺人が起きているんだし、普通の人間の方が多いわけだから、検査を行うよう世論が高まるのが普通だと思うんだけど…。
まー、いろいろ言ったけど、決してつまんなくはないよ。寄生獣とかとくらべるとっていう話だから。実際、人気もあるし、「東京喰種トーキョーグール:re」って続編も出ているようだし。