「第80回週刊少年マガジン新人漫画賞」を受賞したということで、結構話題になったマンガ。聴覚障害者が登場するちょっとナイーブなテーマのマンガで、出版社も取り扱いにはかなり気を配ったようで、一時期幻の作品なんて言われていたみたい。
とりあえず話題になったし、電子書籍で買えるようになったので、タッシーも購入してみた。
内容的には思ったよりもよかった。聴覚障害を全面に出してくるのかなと思ったけど、そうではなく、人間関係や他人への想いの伝え方、相手の気持ちを思いやる心など、うまく書かれている。タッシー的にも、聴覚障害者の女の子よりも、人との付き合い方に悩む主人公の少年石田に感情移入をしたし、共感できるポイントが多かった。
これが「聴覚障害でもがんばる主人公、お涙ちょうだい」系のストーリーだったら、いまいち好きになれなかっただろうなと思った。