マイナーなテーマにもかかわらず、大ヒットした「ヒカルの碁」。
連載当時は、ジャンプを読んでいなかったので、まったく内容を知らなかった。人気があるということは途中から知ったけど、いまさら感もあり、ずっとスルーしていたマンガ。でも、電子書籍で安く読めるということで、今回まとめ買いしてみた。
読む前から「碁を知らなくても全然読める」と聞いていたけど、本当にそう。おそらくルールをちゃんと知っている人はほとんどいないということで、戦術的な話はあえてスルーして書かれている。そのため、ストレスなくサクサク読める。これは本当に作家さんの腕なんだろーけど、すごいなーと思う。ハッキリいって、碁以外のテーマでも、全然面白くかけるだろうね。
ただ、碁の戦術面はまったく書かれていないためか、途中でちょっとダレてくる感はある。少しずつでもいいから、ルール、戦術などを紹介して、徐々にそういった戦術面の話も盛り込んでいけば、よかったようも気もするけど、どうなんだろう? 賛否両論かもしれないけどね。
ただ、最後はちょっと尻すぼみというか、急な終り方で正直消化不良。全体的にはとてもいいマンガなので、これは残念。