甲斐谷忍のライアーゲーム。
もともと、この作品を知ったのは、テレビから。フジテレビの松田くんと戸田さんがでていたやつ。それも確かリアルタイムではなくて、再放送だったと思う。たまたま見て、すぐにはまった作品。
タッシーも元々こういう心理戦、かけひき系の話が大好きで、本当にひさしぶりにはまったドラマだった。放送が終ったあとにぜひ原作も見たいと思って、すぐにチェックをしたんだけど、じつはそのときはチェックしただけで、マンガは買わず、読まなかった。
なぜかというと……、
絵が、ありえないくらい下手だったから(爆)。
プロにこういっては失礼なんだけど、タッシー的にはどうしても受け付けなかった。結局、そのときは「またいつか気が向いたときにでも読もう」と思ってスルー。
だけど、その後、シーズン2や映画なども公開され、いよいよライアーゲーム熱が高まり、ついに今回マンガを購入。
正直、絵はやっぱり残念だけど、内容はやっぱり面白い。ストーリーは主人公のアキヤマがヒロインのナオと共に、ライアーゲームというプレーヤー同士を騙していくゲームに挑戦をしていく。アキヤマとナオは基本仲間同士なんだけど、アキヤマは天才詐欺師という経歴で、ライアーゲームでもその才能をいかんなく発揮。
一方ナオは素直さがウリで、ライアーゲームのような騙しあいには向かない性格のため、しょっちゅうやられてしまう。最後にはアキヤマの助けなどで助かるんだけど、そこらへんのやりとりもドキドキして楽しい。
カイジとよく似ていると言われるけど、カイジよりも理詰めというか、理論、理屈に沿った内容。カイジは理屈、理論だけじゃなく、気持ちとか感情など心の状態なども描かれているので、その辺が違う。設定はともかく、リアリティがあるのはカイジの方かな。キャラそれぞれの行動が感情やそのときの気持ちに基づいて動いているし。
ただ、ライアーゲームの方がそういった部分がない分、理屈、理論だけで話が進み、わかりやすく、スッキリする。カイジはキャラによって感情移入できず、マンガに入り込めないこともあるからね。
ただ、どちらも面白いのは間違いない。正直、カイジと比べて、こちらももう少し人気が出てもいいんじゃないかと思う。アメトークで「ライアーゲーム芸人」とかやらんかなー(笑)。